マウス用IntestiCultにてマウス腸オルガノイド作成する際、効率を上げるために継代がポイントになります。下記、主な継代の注意点をご参照ください。
・オルガノイドの付着を防ぐため、GCDR(Gentle Cell Dissotiation Reagent)であらかじめチップ表面を濡らしてから操作します。
・細胞ペレットの吸引を回避するため、GCDRでインキュベーションして遠心したあとはデカンテーションでGCDRを除きます(GCDRが多少残っても、DMEMによる洗浄で除かれるので大丈夫です)。
・1回目の遠心(290 x g)で大小のフラグメント、シングルセルなど全てをペレットにし、2回目の遠心(200 x g)でデブリやシングルセルを上清に残して培養物(オルガノイド)をきれいにします。
・オルガノイドの密度が低い場合split ratioを低くしても構いません(例:1:4 ~ 1:1)。
・継代および凍結のステップにおいてオルガノイドのロスが見られるようなら、あらかじめmedium + 1% BSAで濡らしたチップを使用してください。 詳細については、以下のマニュアルもご参照ください。
Intestinal_Epithelial_Organoid_Culture_with_IntestiCult_Organoid_Growth_Medium_(Mouse).pdf