Streck採血管Cell-Free DNAで採血した後、遠心分離しても血漿が充分得られません。原因として考えられることはありますか?

更新日:2025年01月16日 印刷する
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通常の血液検体(ヘモグロビン、ヘマトクリット値が正常)の場合、回収できる血漿は2.5~4 mL/tubeとなりますが、血漿の回収率は赤血球の割合、免疫グロブリンの有無、疾患の状態、脂質の存在、薬剤の存在、採取時の健康状態(脱水状態など)によって影響を受けることがあります。

保管中に赤血球の膨張や溶血が発生した場合、血漿層が少なくなる可能性があります。
採血時・保管時は以下にご留意ください。

・針のゲージは21Gもしくは22Gを使用する
・規定量(10 mL)を採取する
・採血直後に穏やかに10回転倒混和し、試薬を混合する 
・他の採血管でも採血を行う場合、使用順に注意する(下記FAQを参照ください)
 https://faq.veritastk.co.jp/?p=61
・保管は室温で行い、(可能な場合)採血管を直立で保管する

Double Spin Protocol 1で回収量が少ない場合は、Double Spin Protocol 2の利用をお勧めします。

遠心条件については下記FAQを参照ください。
https://faq.veritastk.co.jp/?p=60

本FAQ関連対象商品コード:
STM-230570
STM-230571
STM-230572

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